ジャイプル〜ムンバイ(寝台車)電車の旅②〜インド旅行記

いよいよインドの近代都市ムンバイへ!

ジャイプルからムンバイへ17時間の電車の旅。実は日本でも体験したことのない未体験ゾーンでした。
旅行前に知り合いのインド人に、相談すると、一様に違う答え。
「時間がない旅行者には飛行機のがいいのでは?」
「インドでの列車での人とのふれあいや、人を見るのは良い経験になるしおもしろいよ!」

体験的には面白そうなのですが、体力的に17時間も電車に乗り続けるというのに耐えれるか不安がありました。

で・・・結局は電車の旅になりました。インドの電車は、座席によって天国と地獄のように全く世界が違うのですが、(特に真夏は)クラス分けとしてはこんな感じです。

  • 1AC(エアコン付き1等車両。2段ベッド 個室扉つき)約7000円
  • 2AC(エアコン付き2等車両。2段ベッド カーテンのしきり)約4000円
  • 3A(エアコン付き3等車両。3段ベッド)約3000円
  • SLは(エアコン無しの3段ベッド車両です)約1000円
  • 普通の座席(座り座席)・・・?

旅行者なのでケチケチしません!
2ACを予約しています。



19時ごろ出発の電車
皆でジャイプルで電車を待っています。今回は無事に時間通りに出発しそうです。

電車に乗り込むとさっそく水(ボトル)とタオルが配られます。
「あれ、なかなかサービスいいね?」とルンルンしていると、
乗車員が忙しそうに動き回っています。
暖かいスープとジュースが到着。

スープに付けるスナック付きです。

すご〜い!感動。しかも暖かいものが出るなんてインドの電車旅って最高じゃないかと思っていると、さらに乗務員が行ったり来たり忙しそう!
そして、私たちに「ベジ?ノンベジ?」(ベジタリアンか肉入りか?)と食事の希望を聞きに来ました。
まさかこの展開は・・・・

じゃ〜ん。なんと暖かいカレーのディナーまで付いていました★★★
このカレーがなかなか美味しかったのです♪
エアインディアの機内食よりも断然美味しかった。

寝台車とっても幸せです。食べ終わるとさらに嬉しいサービスが♪

え〜アイスクリームまでもらえるの〜〜♡♡♡この展開には大感激で、
思わず向かいに座っていたインド人と顔を合わて「ニコリ」♪♪
万国共通ですね。この幸せは。

食事タイムも終わり、それぞれ2段ベットで寝る準備。4人は一緒に就寝します。寝ている間は荷物を盗まれないように、座席下の金具にチェーンで荷物をつないで固定しておきます。(鍵付チェーンを持っているといいです。ペンチで切断できないロープの部分も金属なのがベター)他の2人はインド人男性。怪しくはなく、好印象のインド人でしたが、やはり日本とは状況がちがいます。
しっかりと防犯意識を!

インドの電車はゴトンゴトンという音もせず、意外と静か。どこかから聞こえるいびきを気にしなければ、ゆっくりと体を伸ばして横になって眠れます。満足して就寝。

明るい光で、目覚めると外の風景は田舎の風景。すでにムンバイも近そうです。目覚めたのに気付いたのか。乗務員が「チャイ?」と早速朝のサービスに来てくれました!なんてすばらしい。

手作りチャイセット
そして、読めないのですが、新聞も配られます。
その後、朝食タイム

暖かいオムレツと食後のチャイ。

私の初の寝台車体験inインドはとっても幸せな旅でした。
心配していた17時間も寝ていればあっという間。
機会があったら、インドでの寝台車の旅おすすめします!

食後に横を見ると、通勤ラッシュのような在来線が。
扉からはみ出ている人達。(笑)
いよいよ大都市ムンバイにやってきたようです。